旦那とパンツは新しい方が良いとは世間でよく云うが(いってないって(^^;)
新しい掃除機というのもなかなか気持ちがよい
電化製品はやはり、新しければ新しい程随所にアイデアが追加されて、使い勝手とか収納とか、この取っ手のこの位置がベンリ、とか、そういう工夫がちりばめられている。
なにより、暗くて深い穴だったブラシ部分には、ちゃんと
「回転ブラシ」があるのである。
手元の回転ボタンを押すと、ちゃんとソレが回転する音がして、ちゃんと絨毯からゴミが掻き吸われてゆくのである。
いや、堪りません。
これこれ、これが掃除機だよな~~うんうん。
苦節ン年、とうとう酬われたわ~(なにが?)、買ってよかった~~(T▽T)ウルウル
ろくな食い物もない森の中で、来る日も来る日も8人分ものおさんどんに明け暮れた白雪姫は、そりゃやっぱさっさと嫁に行くべぇ~、相手が王子様でなくたってさ、なんて気分で(意味不明)使い始めて3日目
ヘッドは直角だしさ~るんるん
る・・・・・る?・・・るゥ~?
(・・?)あれ?
回転ブラシが回ってない?ヘッドにゴミが溜まって吸い込まれてない?
どうやら、髪の毛やらが回転ブラシや回転軸部分に絡んでしまったようだ。
ヘッド部分をひっくり返し、ゴミをとりのぞこうとしたら、
( ̄ロ ̄|||)ガピョ?
ブラシ部分がどこもドライバーを使わなければ取り外せなくなっていた。
( ̄_ ̄|||)どよ~ん
めんどくせぇ~~
しかも絶対に取り外せない部分もあってキレイにはならない。
(-"-; なんで取り外せないんだ?
こういうモノは、いくらゴミが絡まないように設計しようとしても、絶対むりなんだから、初めから絡んだら取れるようにしておくのが今時常識でしょうが?
ううう、盲点であった。
まあ、仕方がない。世の中、凸と凹、どちらも合わさって成り立っているのだ。
便利な部分もあれば不便もある。
ちょっとマメに絡んだゴミは取り除くようにするしかない。
なんせ
「本妻」 なんである。
我が家はコレで行くことに決めたのだ。
ドライバーを締めて、さあこれで完成。(^▽^)
るんるん~る~る~
る・・・・るゥ?
る?( ̄_ ̄ i)タラー
||||||( ̄∇ ̄;)||||||があああん
ま
ま
回らない!
回転ブラシが回らない!
ぷるん ぷるん
みたいな感じにしか回らない!
( ̄_ ̄|||)どよ~ん 時々は回るけど(←うれしくない)
うううう、こ、これは、・・・・・・・
あ・・・は(´▽` )はははは まあ時々回れば良いかァ~
最悪回転ブラシが無かったと思えばよいんだし~
がんばるぞーー!(←ああ、なんて主婦の鏡)
↓
↓
↓
↓
↓
しかし、そんな頑張った主婦の鏡の優しさに頭に乗ったのか、日が経つにつれ掃除機は
変貌した。
何に変貌したかって?
「鴨」に変貌したのさ。
「鴨」って知ってる?そう、その
「鴨」よ。
飛んだり、泳いだりしている
「カ・モ」。
ふふふふふ←(?)
水鳥なんだよね~
水鳥をバードウォッチングする人って結構いるらしいよね~
ふふふふふ 私はしないけどね
だって「鴨」なんて可愛くないもん
知ってる?
「鴨」って
うっさいンだぜ~
昔、実家の近くで
「鴨」を飼っている家があってね~
テレビで聞いたり、遠くから眺めるのとは違うんだよ
ともかく
「うっさい」
音の重さがチガウというか、質量がチガウというか、
近くでグアッグアッグアッなんて鳴かれると、頭の中がその高重い鳴き声でパンパンになって
喰うためでなかったらあんなもん、首締めて地面にうんのめて、二度とお天道様を拝めないようにしてやるとこだけぇ~、わかってっか?え?ヾ(`◇´)ノ
ってな、種類の鳥なんだなあ。
ガチョウも鳩も同じ意味でウルサイね。
ハトなんかタマゴさえも喰えないんだから、それこそ取り得がない。
そう その!
その
「鴨」が!
あろうことかウチの掃除機に住み着いた!ゲシッ!( -_-)_θ☆)>_<)アイタッ!
ちがう。
掃除機が回転ブラシをオンにすると
グアッ グアッ グアッ
と約1秒ごとに「鴨」さながらに鳴くのである。
掃除機を掛ける間中、
グアッ グアッ グアッ グアッ グアッ グアッ
人の話が聞こえないどころじゃない。
まるで身体にぴったり鴨がまとわりついている気分だ。(T-T)
近所の人間が、いったい何事だと顔を出しても納得するよ、私は。
(いっそデシベルで測ってみたい)
いいんだ、いいんだ
ペット不可のマンションでホントに鴨を飼っているわけでなし
私は
「お掃除」してるだけなんだから。
はははは。(T▽T)←(掃除している間中、放し飼い鴨の想い出にさいなまれる)
そんな麗しい想い出で頭の中いっぱいになりながら、
とうとうつい先日、発見した!
そう、家具の下の狭い隙間を掃除しようとして、グッとヘッドを床に押しつけたのであるが、
したら、なんと
回転ブラシが動き出したのである!
まだ完全ではなく、よく無呼吸症候群は起こすが、ほとんど動いてなかった回転ブラシがなんと動き出したのだ!
万歳! (ノ ̄∇ ̄)ノ⌒ ~ "v( ̄ ̄(●●) ̄ ̄)v"ブヒ♪
そうか、「押しつけ」が足りなかったのか。
おお、動いてる動いてる!ちゃんと、絨毯のゴミがいつもより吸い込まれてる!
良かったなァ~。本妻だもんな~。うれしいよォ~。(T∇T;)
グァグァグァグァグァグァグァグァ
グァグァグァグァグァグァグァ!!!
――横で「百万匹の鴨」が鳴いていた。
今まで1匹だった「鴨」が「百万匹の鴨」に増えたのである。
なんて目出度い
。・゚・(TTT∇TTT;)・゚・。
じょぼぼぼぼぼ~~
1匹には戻らんし~
(バックミュージック♪百万本の薔薇の花を~~~~誰か鴨いらない?)